Kanbun Diary 2018年1月片桐寛文建築研究所２

地盤がしっかりしていないと
良い建物を建てても意味がない！
（その３）

地盤が弱ければ、しっかりと地盤改良をし
安全な土地にしよう！

今回は「柱状改良工法」について。

柱状改良とは
深さ８メートルくらいまでに用いられる方法で
土の中にカチカチの「硬い柱」を造り

硬い地盤の力を
建物に伝える仕組み。

硬い地盤で建物を支えると同時に
「土との摩擦」もまた
建物を支える要素となる。

工期は１日から２日。

費用は
２７坪の２階建て木造住宅
深さ4～5メートル程度で
だいたい６０～１００万円くらいだ。

注意点として
・工事には水が必要。
　着工までに「仮設の水道」は設置しておくこと。

・大型重機の使用が必須なので
　それらが入らない狭小地では
　採用できないので注意！

建築家には
地盤の安全も
設計してもらおう！

※ 「一番よい住宅づくり！」　をするには
設計士と出会い、相談することが大切
失敗してから１級建築士が出てきても時すでに遅しだ！
プロの不動産屋も、工務店の親方も
みんな設計士に相談して仕事をしている
設計なくして良い物は作れない！
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家は

シンプルなデザインの方が良い。

中世ヨーロッパのように

装飾で飾るのもよいが

それを現代でやると

マヌケな建築となる。

なぜなら

昔の貴族と今の庶民では

建物へのお金のかけ方が

まったく違うから。

シンプルに造って

装飾は削ぎ落とす。

機能的で

良い環境と繋がり

装飾以上に

価値のある家を

建築家に

設計してもらおう！

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「ただし書き道路」と

記された安い土地は注意！

その道路は見た目「道路の状態」で

法的に道路ではなく

私有地だったりする。

その私有地の所有関係者

(多数の場合が多い)

全員に

使用させてもらう合意を

取らなくてはならない。

購入した後に

合意がとれず

建築できない

などと言うことが

ないよう要注意！

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地盤がしっかりしていないと
良い建物を建てても意味がない！
（その２）

地盤が弱ければ、しっかりと地盤改良をし
安全な土地にしよう！

今回は「鋼管杭工法」について。

鋼管杭とは
建物の地盤が軟弱な場合
地中に打ち込む「鋼製の杭」のこと。

深度３０メートルほどまで施工可能だ。

住宅では、
耐腐食性に優れた鋼管を用い
杭の先端にはスクリューがついていて
回転させながら、硬い地盤まで挿入する。

地表付近が軟弱でも
杭の先端を
強固な地盤に接するので

その強さが
家にまで伝わるという仕組み。

費用は
２７坪の２階建て木造住宅で

深さ５～６メートル程度の杭を打った場合
だいたい１００～１５０万円くらい。

次回（その３）では
「柱状改良工法」について説明する。

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道路は幅４m以上で

敷地に

2m以上、接していなければ

建物を建てられない。

法律で決まっている！

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道路の幅が3mより狭いと

新築の工事費はグーンと上がる。

自分の敷地の目の前が

4m以上あっても

それに繋がる道路が狭いと

工事車両が入れない。

入れないと材料の搬入などは

全て人力だ！

人件費が膨大になる。

こんな敷地は要注意！

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浮かれた顔して

「建築の設計はデザインができて楽しいです♪」

なんて言ってる設計士は

経験不足だ！

設計は

9割5分、苦しく、つらい仕事で

9割5分とは

安全を

机上で実現させる難しさ

机上事が現実に落とし込まれたときの

「摩擦熱」に耐える苦しさだ。

また

１つの建設では大勢の人が関わるが

誰一人、自分に寄り添い

味方になる人間など

いないく

孤独との戦いになることを

覚悟する必要がある。

そして

絶対に誰も助けてくれはしないが

それでもデザインができるのか？

それが出来る者でなければ

建築家を名乗ってはいけない！

しかも

残りの５分が

一般人の１０割を超える

デザイン力でなければ

建築家は務まらない。

建築家には

そんな苦労をしっかり認識したうえで

お客には清々しく

そんなことを微塵も感じさせない

対応力で

設計してもらおう！

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住宅用の地盤改良には下記の工法がある。

・鋼管杭　　工法
・柱状改良　工法
・表層改良　工法

（その２）で

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安い土地には気をつけろ！

安いなら安いなりの

理由がある！

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私は職人たちが大好きだ！

重労働なうえ精度も求められる。

危険だし、命懸けの仕事だと思う。

だから自分は

現場に行ったとき

自から一番高い危険なとろこまで行く。

皆と同じ目線でものをみるのだ。

建築は設計者と現場の人々が

一丸となって良いものが造れる。

士気を高め、良いもの造るとは

こう言うことだ。

職人たちの力を結集し

建築家の素晴らしい設計を

実現してもらおう！